かげろう

  • 今日は午前中三茶にいってかげろうを見てきました。なんか昔深夜TVでやってた良く覚えてない映画に出ていたのを見て以来wベアールがすきなのです。で、ストーリーとかどうでも良くてベアールを見に行ったのですが、これが案外ストーリーが面白かった。
  • どういう事かというと、これが完璧に幻想小説というか神話文学というかなんて言うのか忘れたぁ〜なフォーマットに準拠していて、それをドイツ侵攻下のフランスに当てはめているという。普通のドラマだと見ると脈絡のよう分からん映画だろう。人間の世界と精霊の世界との接触テーマっていうのはケルトやゲルマン系がメッカだったっけ?シャーマニズムをベースに描かれる異界との接触接触が続く為のルール、とかなんとかの組み合わせを楽しむべき映画。ギャスパー・ウリエルが結構その異界の使者としてなんつうか牧神っぽいイメージとして適役な感じ。ふーん、こういうモチーフにおける巫女役としてベアールは扱われるのか。不思議な若者に森の中の聖域、夜になるといなくなり朝帰ってくるとか、そういうモチーフが散りばめられつつ、現代的な種あかしを織り込んで、かつ最終的には神秘を残している。その異界が感化院だったり、食料を出す魔法が近所の農場からの略奪だったりとまさに聖なるものは穢れたもの!これぞ神秘。だから最後にウリエルがどうなったか分からないのも当然なのよね。DVDが出たらそういうネタを細かく拾って楽しみたいけど、こういう映画ってDVDになるのかしら。
  • こういうのって一言でなんていうんだったっけ?