ユリイカ2004年12月臨時増刊号 総特集=多和田葉子出版社/メーカー: 青土社発売日: 2004/12メディア: ムック クリック: 4回この商品を含むブログ (8件) を見る

  • 多和田葉子ヒナギクのお茶の場合が積読になっていてまだ読んでいない。ぱらぱらとめくった時点で、非常においしそうで後に取っているような感じだったのだが、このユリイカは書店の店頭で見かけ必携の判断が轟き即断で保護回収に至った。で、まだ読み始めたばかりだが、最初の「非道の大陸」は「あなた」という人称を使って読むものを異なるルールや隔たった来歴と接触させていて、文学的な結構かなあと思われ。パレスチナとか金があればとかものすごいあこぎな気がするがそういうのは好きだ。好きだからあこぎだと思うのであり、あこぎと言う以上に正面切ってファンダメンタルな題材なのだと思うし。この人の手管はこういう物だけでは無いようで、つうか詩を書く人なのかー。日本語で書いてくれるこの手の作家をまだ読んでいなかったしかしだからこそまだいっぱい読むものが残っているのは、落ち度であるが喜ばしい。などとお茶を濁す
  • 水村美苗みたいなオールドファッションな押し出しが無さそうな部分はそれはそうと美点なのかな。
  • 備忘:「言葉の穴」と音楽という安易でなつかし(古語)い話について