側面的見解として文化について

  • 特に何処と言うほどフォーカスの絞れた事ではないし、いつもながらの馬鹿げた語り口にもなるが、文化というか社会性の立脚点と言えるような狭い部分について、欧米のそれは日本と違って、人と人の直接の関与の間にあるものとして出来上がっているように見える。日本の文化は和とかいって人と人の間にあるもののような体裁を繕っているが、その実、人と「自然」の間にこそ文化があり、人と人の間を必ずなんらかの「自然」が介在している、人と人の直接の関与は文化の核にはないような気すらする。
  • 本当のところ、「自然」と言う言い方でなく、「何らかの人外」くらいのほうがしっくりくる。まあ普通に聖性の括り方・疎外の仕方が欧米とは違うって話ではあるかな? 目の前の人間に聖性を与え人外として放り出すというか。
  • たとえばあ・・・、日本人はとても組織を大切にするが、それは目の前の聖性を備えた別なる者たる人間を祈伏する外部として組織を奉じているからとか。