今日の外出

  • 今日が最終日の野間記念館「燃える秋」展へ。チャリで行ったけど所要時間35分くらい。ここくらいの距離は電車より速いかもしれない。
  • 横山大観「千与四郎」が素敵。六曲一双の一枚毎の変化が大きくて屏風の楽しさを満喫できる。無数の楽しみの中から一つあげるとすれば、千与四郎の目の左右の性質の組み合わせが絶妙。琳派的な点も楽しみどころ。図録で見た感じさっぱりだったので、この尽きない楽しさは僥倖だった。大観作品では一番すきかもしれない。
    蔦谷龍岬「嵯峨野の里」。里の隔絶された感じを出すためか、真ん中右の二本並んだ左の木の上部をスパッと切ってしまっているのが面白い。
    川合玉堂の「渓村秋晴」は、透徹さでは今ひとつな感じだけど私の好きな範囲の玉堂。玉堂は似たタッチの他の人よりも岩塊の描き方に変な固着がない所が好きです。荒木十畝は「黄昏」を見て以来好き。今回の「残照」も同系統の玄妙な(玄よりは幻って感じだけど)作品で良いものだった。