それはともかく

  • ジェンダーフリーが嫌いな人って、この言葉に「性別否定」と註を付けたがるけど、たぶん、悪意に基づかない行為は被行為者を挫かないとでも思ってるんじゃないだろうか。ジェンダーフリーとはまず「性差別否定」だろうがと思うのだけれど、悪意なく行われる性差別行為を是正する試みで、自分が性差別者にされてしまうことに我慢がならないのだろうか。その頭の悪さを想像するに、ジェンダー圧力による抑圧と、ジェンダーフリー圧力による抑圧の区別が把握できないのかも。そこまで酷いのも考えにくいが。ま、自覚のない部分で反省を強要させられるのが愉快でないのは分かるけど。政治的経済的に実利がある人ならともかく(ともかくとはいえ、その人生概念の射程距離の短さにはあはれを催されるが)、基本的にジェンダーフリーバッシングに取り込まれてしまう状態というのは端的に教養(教養という言葉自体が難しすぎるかもしれない)が足りていない。尽く尽く本当に心脳問題はもっと読まれていいし、読んでほしい。